Overview
スキンケアが治療の土台になる
皮膚の健康を保つスキンケアは、多くの皮膚病治療の土台になります。当院では、シャンプー療法や外用薬を、その子の症状や体質に合わせて上手に組み合わせることを大切にしています。飲み薬に頼りすぎず、皮膚そのものを整えていく視点です。
Shampoo Therapy
シャンプー療法の役割
薬用シャンプーは、汚れやアレルゲン、過剰に増えた菌や真菌を洗い流すとともに、皮膚のバリア機能を助ける保湿成分を補うことができます。膿皮症、脂漏性皮膚炎、マラセチア皮膚炎、アトピー性皮膚炎など、幅広い皮膚病でシャンプー療法は治療の柱の一つとされています。
Topical Therapy
外用薬の役割
外用薬は、炎症を抑える、感染をコントロールする、皮膚のバリアを補強するなど、気になる部位に直接、ピンポイントで作用させられるのが強みです。シャンプーで皮膚表面を整えたうえで使うことで、有効成分がより浸透しやすくなります。
洗浄のステップ
汚れ・アレルゲン・過剰な菌を洗い流し、皮膚を整える土台をつくります。
保湿のステップ
皮膚バリアを助ける成分で、乾燥や刺激から皮膚を守ります。
外用薬のステップ
整った皮膚に、必要な有効成分をピンポイントで届けます。
Our Approach
当院でのスキンケア指導
犬種や皮膚の状態、生活環境に合わせて、シャンプーの種類・頻度・洗い方、外用薬の使うタイミングを一緒に考えます。「何をどう使えばいいかわからない」という飼い主さんの声を多くいただくので、実際の洗い方までできるだけ具体的にお伝えするようにしています。また、院内でシャンプーや薬浴を行うこともあります。
FAQ
よくあるご質問
どのくらいの頻度でシャンプーすればいいですか?
疾患の種類や重症度によって異なります。多くの場合、週1〜2回程度から始め、経過をみながら調整します。
市販のシャンプーでも大丈夫ですか?
皮膚の状態によっては動物用の薬用シャンプーをおすすめすることがあります。洗浄力や成分は用途によって異なるため、ご相談ください。
外用薬とシャンプーは同時に使っていいですか?
使うタイミングや順番にコツがあります。診察の際に具体的な使い方をご説明します。
監修:山本 真紀子(日本獣医皮膚科学会認定医)